議会だよりの書き方に問題あり、議員報酬の在り方
前回の投稿から3週間以上期間が空いてしまいました。
誠に申し訳ありません。
できるだけ早く更新していきますので今後ともよろしくお願い致します。
色々と忙しかったというものもありますが、この間で議員の方と直接お話しする機会がありました。
実際に議員の方に直接お話しすることは非常に重要だと考えていて、今後とも議員問わず、色んな場に足を運びたいと考えています。
市民交流会などで発言することによって、そこに参加している他の市民の方の耳にも入りますし、そこで議会のおかしな点を追求していき議員にも本気で改革を望む市民がいるということ示していきたいです。
さて、今回のトピックは議会だよりと付随して議員報酬についてお話ししたいと思います。
まず、ある条例を挙げたいと思います。
高岡市議会基本条例 第9条
議会は、市民への説明責任を果たすために多様な媒体を用いて情報を発信し、市民にわかりやすく広報することに努めることとする。
一方的な情報の押し付けではなく、分かりやすくそして説明責任をしっかりと果たす。これは非常に大事なことです。
これを高岡市がしっかりと出来ているのかを見ていきましょう。
各家庭に市民と市政と一緒に市議会だよりというものが高岡市にお住まいの方には届きます。(発行は2月、5月、8月、11月の1日です。)
ご覧になったことはおありでしょうか?
今回は高岡市議会だよりのNO.64(令和3年11月1日発行 令和3年7月臨時会・9月定例会というものです。)について書いていきますので、お手元にご用意して頂ければより分かりやすいかと思います。
NO.65(令和4年2月1日)発行の議会だよりについては、高岡市議会ホームページの12月の定例会の会議録、委員会概要報告書が更新され次第読み合わせていきますので少々お待ちください。
今はもう手元にないという方もこちらからダウンロードできますので、ご安心ください。
市議会だよりは、まず開いて最初のページに可決・認定した議案等や意見書、要旨討論があり、議会日誌があります。
そういった中で私が問題視しているのが5ページの議決結果のページです。
議決結果とはその月で何が議案に上がり、可決・否決されたのか、いわばその月の成果を知れる非常に大事なページであるのに、全く詳細に書かれていません。
例を挙げると令和3年7月臨時会の
第102号 特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部改正とあります。
www.city.takaoka.toyama.dbsr.jp
本文というのをご覧ください。
全部読むのがいいのですが、お忙しい方は発言者の欄で市長とその前後の番号で書かれている議員の発言を見るだけでも大まかにはわかると思います。
これの修正案は否決され、原案通りに可決されたと書かれていますが、そもそも原案が分からないですし、一体どんな修正案が出たのかの詳細も一切書かれていません。
第一、市民の中には特別職が一体誰を指すかも分からない人も多いのではないでしょうか?
肝心の中身は「市長の給与カット幅を現行の40%から20%に狭めるもの」なのですが、原文通りに書くだけで全く分かりません。
議員にとっての当たり前は市民の当たり前ではないという視点を持つことが重要です。
初めて読んだ人でも分かるような優しいものでないと読む気が起こりません。
このコロナ禍において、市長としてまだ何の実績もないのにいきなり実質給料をあげるこの提案をしたこと、市民にしっかりと周知されていたら市民は納得していたでしょうか?
角田市長は7月の臨時会で市政運営理念として、「圧倒的市民目線の市役所改革・まちづくり」、「未来に責任の取れる持続可能な市政運営」と仰っていましたが、これのどこが圧倒的市民目線なのでしょうか?
しかも、この提案の中身は副市長以下の他の職員はそのままで市長である自分だけ上げるという、行政の長としてあり得ない行為です。
理由として収支均衡の取れた財政構造の達成におおむね目処が立っている状況と説明されていましたが、それなら他の市の職員もカットをやめるなり、狭めるなりすればいいのに自分だけです。
また、本市や県内自治体における事例等を考慮し40%→20%にしたと仰っていましたが、どんな事例なのでしょうか?
この自治体のこの事例という具体例を挙げずに、濁した理由でごまかすように議案を出した市長は冒頭に挙げた高岡市議会基本条例の第9条の市民への説明責任は全く果たせていません。
そもそも市民の足であるコミュニティーバス「こみち」復活してませんよ。
市民会館も休館されたままですし、新体育館だって建設が中止になったままです。
にも関わらず、収支均衡の取れた財政構造の達成におおむね目処が立ってきたという行政側の数字だけを見て、市民生活のことは全く度外視し自分の給料を上げるこの姿勢。
まさに圧倒的市民目線ならぬ圧倒的自分目線。
こういった市長の独善的な提案があったとしても、議会で否決すればいいのですが、なんと原案通りに可決されているのです。
議員側から20%に実質上げることに対して、市長に対していくつか疑問の声が上がりましたが、結局は可決されています。
本来であれば「ちょっと待てと、市長としてまだ何の実績もないのに実質給料を上げるこの提案なんか通せるわけないと、今コロナ禍で日本、そして高岡市でも大変な思いをしている人が沢山いる、それなのに就任していきなり自分の給料を上げるこの提案のどこが圧倒的市民目線の市役所改革・まちづくりだと、圧倒的自分目線じゃないか」といった声で否決すべきなののそれができない。
高岡市議会基本条例 第11条
議会は、市長等と、常に緊張ある関係を構築し、事務執行の監視及び評価を行うものとする。
これまったくできてないですよね。
緊張関係なんて全くない双方共に忖度しあっているだけです。
ずぶずぶです。
掲げるだけでは意味がありません。
更に市民目線とはほど遠いことが起きています。
同じ議会だよりのページ5のその下に
議員提出議案 第6号
市議会議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正というものがあります。
これも先程の第102号と同様にこれだけでは何がどうなったかが一切分かりません。
肝心の中身は
議長の議員報酬カット幅を現状の5%→7%に引き上げること
副議長、議会議員の議員報酬カット幅を3%→5%に引き上げること
です。
これがなぜ否決されたか、令和3年7月臨時会における自由民主党未来創政会の筏井議員の発言を見てみましょう。
「自由民主党未来創政会を代表して、議員提出議案第6号に対し反対の立場で討論させていただきます。
本提案は、議長の報酬の減額率を5%から7%へ、副議長、議会議員は3%から5%へと幅を大きくするとのことですが、その根拠、タイミングは合理性を欠いているように思います。もちろん市民の皆様に、また市役所職員にも負担をかけているから市長や議員が率先して痛みを受けてみせるということは必要かもしれません。しかし、実際に財政健全化やコロナ対策の財源に寄与するという意味では少し小さいのではないかと思います。
そして、コロナの影響で民間支出が激減して、企業は売上げが減り、個人の収入も減るという非常時においては、本来、国や地方自治体は財政を減縮させることではなく、財政出動を行い民間消費を刺激することが重要です。しかし、これは言うほど簡単ではなく、どのようにして市中に資金を供給するか、世界中が知恵を絞っています。
そのような意味で、改選を間近に控えた議員が今、議員報酬を減額することが市民の負託に応えることと言えるのか、疑問であります。むしろ市民が求めているのは、高岡がコロナ禍を乗り越え、その先に、私たちの高岡が明るくて住みやすい希望の持てるまちに変わることこそが市民の負託に応えるものであると考え、本提案には反対とさせていただきます。」
www.city.takaoka.toyama.dbsr.jp
これの129番の発言です。
はっきり言って読んでて腹が立ちました。
市民のことをバカにしていると感じました。
まず、根拠、タイミングは合理性を欠いているという指摘ですが、根拠は財政難に寄与するという根拠があります。
そしてタイミングや合理性ですが、確かに正直遅いとは思いますが、やらないよりはマシですし、今の3%という全くやる気のないカット幅を5%に上げるのでもやるべきだと思います。それでも少ないですが。
市民の皆様に、また市役所職員にも負担をかけているから市長や議員が率先して痛みを受けてみせるということは必要かもしれませんについてですが、議員は3%ですし、全く痛み感じてないですよね。あたかも市役所とともに痛み分けをしているかのような発言は聞き捨てなりません。
そもそも議員は元々月に54万5千円もらっています。そこの3%カットというと16,350円しか減額になっていません。
市役所職員は公務員ですが決して給料は高くありません。
詳しくはこちらをご覧ください。
給料も決して高くなく、そういった職員の給与カット5~2%カットと議員のような高給取りの3%カットは全くの同義ではありません。
例えば20万円しかないという中の3%と54万5千円あるという中の3%は大きく意味合いが変わってきます。
さらに続きます。実際に財政健全化やコロナ対策の財源に寄与するという意味では少し小さいのではないかと思います。
ここで思いました、5%では少なすぎると寧ろ10%ぐらい減らしましょうと言うのかと、でも違いました。
こう続けています、コロナの影響で民間支出が激減して、企業は売り上げが減り、個人の収入も減るという非常時においては、本来、国や地方自治体は財政を減縮させることことではなく、財政出動を行い民間消費を刺激することが重要です。
しかし、これは言うほど簡単ではなく、どのようにして市中に資金を供給するか、世界中が知恵を絞っています。
そのような意味で、改選を間近に控えた議員が今、議員報酬を減額することが市民の負託に応えることと言えるのか、疑問であります。むしろ市民が求めているのは、高岡がコロナ禍を乗り越え、その先に、私たちの高岡が明るくて住みやすい希望の持てるまちに変わることこそが市民の負託に応えるものであると考え、本提案には反対とさせていただきます。」
あたかも自分達の議員報酬が高岡の経済を回しているかのような発言、何様のつもりだと、市民をバカにするなと言いたいです。
効果少なすぎるからカット幅をもっと上げるなら理解できます。
でも筏井議員は効果は認めるけど、今は議員側がたくさんお金をもらって、高岡市の経済を回さないといけないから議員報酬は減らしちゃいけないんだ、高岡市が回らなくなっちゃうからねと言ってるんです。
本当にバカにするなと、何様だと、心の底から腹が立ちました。
自分達の議員報酬をカットすることと地方自治体が財政出動を行うことは全く関係がない。そもそもの財政規模が違いすぎます。
無理矢理こじ付けて、議員報酬をカットしないようにした発言、発言してる本人も最初と最後で言ってることが逆転してることに気づいていないんでしょうか?
ホントに信じられない発言ですし、それでこの議員提案第8号が否決されたというのも圧倒的市民目線なんて口だけなんだなと感じました。
自由民主党未来創政会の代表として述べられたということは自由民主党未来創政会はこういう考えということです。
高岡市議会に自浄作用が全くなく、圧倒的市民目線がないということがよく分かりました。
話を切り替えて行政側の給与カット幅を見ていきましょう。
- 市長20%(前高橋市長40%カット)
- 副市長15%
- 教育長、上下水道事業管理者10%
- 市役所一般職員5~2%
元々、議会議員は54万5千円もらっています。
今は3%カットで52万8,650円です。
なぜ、3%カットなのかは平成30年(2018年12月20日 5日目)の定例会で福井直樹議員がこう発言されています。
「議員報酬の削減については、議長5%、そのほかの議員は3%という率としてでございます。このことは、市職員において、管理職5%、その他の職員3%ということを参考に議論がなされたものであります」
こちらの53番目の福井直樹議員の発言です。
www.city.takaoka.toyama.dbsr.jp
考えてみてください。
前高橋市長が身の丈に合わない事業を進めてきたのが40億の財政赤字を作った原因だと説明されていましたが、それを承認してきたのも議会です。
ここで先程も出てきた高岡市議会基本条例を改めて見ていきます。
高岡市議会基本条例 第3条
1項 政策決定並びに市長その他の執行機関(以下「市長等」という。)の事務について監視及び評価機能を果たすこと。
2項 提出された議案の審議又は審査を行うほか、独自の政策の立案及び提言を行うこと。
3項 市民への説明責任を果たすとともに、議会活動への市民参加を推進すること。
4項 市民の意見を的確に把握し、市政及び議会活動に反映させること。
1項の監視機能が機能していなかったから40億の財政赤字を作った。
2項も市長が20%にするという時も、市民感情や副市長以下の市職員に対する配慮がありません。そういったことも審議議論すべきじゃないですか?
なぜ、この議案は原案通り可決されたのでしょうか?議会側に説明を求めたいですね。
3項に説明責任を果たすとあるので、是非お願いしたいです。
3、4項ですが市民の意見を的確に把握どころか、把握しようという気がありません。
議会の中だけで審議され、議論され、市民の声なんて聞こうとしていない。
議会活動への参加をしようにも、一体いつ何処に行けばいいのかが分からない。
そもそも窓口が開かれていません。
完全にブラックボックス化しています。
これで説明責任を果たすとか、議会活動への市民参加を推進するとか言われても、全く説得力がありません。
高岡市議会基本条例なんて声高らかに掲げても、出来なければ意味ないですよ。
やらない、出来ない条例ならそんなものは条例とは言いません。
ただの努力目標です。
側は立派でも中身はスカスカです。
話は戻ります。こんな事業を続けてたら、高岡市が大変なことになるぞと言うべきなのに、誰も気づかずにそのまま右から左へ可決された結果が40億の財政赤字です。
最終チェックを議会がしっかりしてくれていれば、高岡市がこんなことになることもなかったわけです。
議会は議会の仕事である行政監視機能を果たさず、財政難を招いた。(高岡市議会基本条例 第3条の1項、2項を全く果たせていません。)
いわば、共犯者なのにこの3%という全くやる気のないふざけたカット幅。
40億の財政赤字と出た時、議員からは突然出てきたや寝耳に水だと言った声がありました。
この発言、自分は議員として予算チェックの仕事を果たせていませんでしたと自己申告しているようなものです。
なんと恥知らずなのでしょうか。信じられません。
寝耳に水といった発言を聞くと、市民の中には40億の財政赤字は市役所の暴走の結果で、言わば議会側は突然出てきた40億の責任を負わされた被害者なんだと思う人が出てきてしまうかもしれません。
ですが、実際は共犯者なのです。議員の言葉に騙されてはいけません。
議会側に40億の財政赤字について是非話を聞いてみたいですね。
なぜ、見過ごされたのか?監視機能を果たせていなかったということに対しての責任は?
次回の議会報告会で色んな疑問点や不満を議員に叩きつけます。
そう考えてみると、議会側の5~3%のカット幅がいかに不公平で行政側に責任を押し付けているかがよく分かると思います。
そこで出てきたのが議会だよりにあった
議員提出議案 第6号
市議会議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正
議長の議員報酬カット幅を現状の5%→7%に引き上げること
副議長、議会議員の議員報酬カット幅を3%→5%に引き上げること
です。
そもそもですが、このカット幅でも少なすぎます。
というのも人口10~20万人の自治体(高岡市は人口16万4千人ほどです。)の議員報酬の平均の額は45万8,400円です。(トンデモ地方議員の問題 相川俊英 128ページより)
高岡市は先程もお伝えしましたが、元々54万5千円です。(今は3%カットで52万8,650円)
この54万5千円という額は人口20~30万人の自治体の議員報酬の平均の
54万3,600円。
よりも高額なのです。
一概に比較できるものではないというのもわかりますが、高岡市は財政40億の赤字があり、コミュニティーバスが廃止され、市民会館も休館、新体育館も建設中止になり市民に大きな影響がある現状です。
それなのにたった3%の削減でこの責任を逃れようとしている。
こんなこと許せるわけがありません。
皆さん、忘れてはいけませんよ。
今は財政健全化緊急プログラムという下に議長報酬5%カット、副議長報酬、議会議員報酬が3%カットされています。
また、政務活動費も7万5千円から5万円にカットされています。
2018年から5年間やるという話です。
つまりは今年で終わるのです。正確には年度なので来年の3月ですが。
終わったらどうなるか?
議員報酬元に戻しますよ。(52万8,650円→54万5千円)
政務活動費元に戻しますよ。(5万円→7万5千円)
費用弁償(日額2,500円)だって、財政健全化緊急プログラムが終わったからもう無くさなくていいよねってそんな話になるかもしれません。
こんなことは絶対に許してはいけません。
行政側や議会側は数字だけを見て判断するのではなく、市民生活が元に戻ったのか?
むしろ、前よりも良くなったかという観点から考えることが大事なのではないでしょうか?
もはや形骸化している市長の言う圧倒的市民目線ですが、本当にやる気があるのか口だけなのかの判断できるのが財政健全化緊急プログラムをいつどのタイミングで終わらせるのかだと思います。
行政の判断、議会の判断をしっかりとチェックしていきましょう。
ここである提案をします。
議員報酬を15%カットすべきです。これは今の財政健全化緊急プログラム下のような臨時削減ではなく、恒久的な15%の削減です。
ここからは現状の3%カットの金額ではなく、元々の金額で計算します。
54万5千円の15%カットなると46万3,250円になります。
10~20万人の自治体の議員報酬の平均(45万8,650円)よりも5千円ほど多いので他の自治体と比較しても安すぎるなんてことはないです。
政務活動費についても書きたいのですが、それは別のトピックで詳細に書きます。(射水市のように実費清算の後払い制にし、中身をもっと厳格化すべき)
これを行うと年間で約3200万円の削減になります。
54万5千円ー46万3,250円=81,750円(1人辺り月額の削減幅)
81,750円×12ヶ月×26人(議長を除いた議員数)=2550万6千円
期末手当て
現状 54万5千円×3,2ヵ月=174万4千円
15%カット後 46万3,250円×3,2ヵ月=148万2,400円
174万4千円ー148万2,400円=26万1,600円(1人辺りの期末手当て削減幅)
26万1,600円×26人=680万1,600円の削減。
2550万6千円+680万1600円=3230万7,600円
議長をいれていないので数字はまだ大きくできます。
「こみち」の乗車料収入は2000万円で赤字が4000万円であったと言います。
ここに議員報酬をカットし生まれたお金をあてればいいのではないでしょうか?
4000万円の赤字に対して3200万円では足りないですが、そこは費用弁償の廃止の削減分や政務活動費の見直し、あとは乗車料の値上げというのも選択肢にはなると思います。
コミュニティーバスが高岡市に現状ないということは交通弱者を切り捨てる行為であって、行政、議会共に恥ずべきことです。
こういった事が起きているのに、議会だよりのあのページだけでは分からないわけです。
ただ、可決か否決、○×が書かれているだけで、完全にブラックボックス化しています。
極端な見方をすれば、わざとこういう分かりにくい形にしてるのではないかとも思えてしまいます。
最初の方のページの要旨討論や後半の代表質問、一般質問といった自分達の実績をアピールするようなページは顔写真つきで大きくとって、議員報酬などの都合の悪いところはできるだけ目立たないように、でも隠すわけにはいかないから詳細は書かずに市民にはバレませんようにってそういう風に感じます。
編集してるのが議員だけだからこんなことになる、本当に不親切で悪意のある編集です。
中身に関しては議会事務局としてもノータッチということです。
これで市民に議会の事が完璧に分かりやすく伝わっていると思っているのでしょうか。
スマホもネットもない人だと、議会だよりが唯一の情報源の人もいるんですよ。それにしては、あまりにも中身が片寄ってませんか?
今すぐに変えるべきです。
編集には議員だけじゃなくて、中立的な第三者もいれて議会のありのままを伝える議会だよりを作っていくことが求められているのではないでしょうか。
Tweets by eyehaveyou1031 mobile.twitter.com
議会中継と議会報告会(意見交換会)のあり方
遅ればせながらですが、皆さん、明けましておめでとうございます。
本年もブログとTwitterを通じて、皆さんと一緒に高岡行政と高岡市議会について考えていきたいと考えておりますので、よろしくお願い致します。
さて、ここから今回のトピックに入りたいと思います。
本日は
- 議会中継
- 議会報告会(意見交換会)のあり方
の2点を書いていきたいと思います。
まず、議会中継について書いていきます。
現在、高岡市議会をリアルタイムで見る方法はいくつあるかご存じでしょうか?
- 議会を傍聴しに行く
- ケーブルテレビで視聴する
この2つがリアルタイムで見ることができる方法です。
果たしてこれで十分なのでしょうか?
議会が行われる時間は平日の10時や13時といった時間で一般的な平日の日中に働いている人は傍聴やケーブルテレビで見ることはほぼ不可能です。
また、ケーブルテレビ視聴に関しても、越えなければならない関門があり
- テレビを購入する
- ケーブルテレビに加入する
- 録画して見たい場合はレコーダーを購入する
という手順を踏まないといけません。
スマホやタブレットがテレビ以上の娯楽になった今、テレビを持っていないという人もいます。
そういった人がわざわざ議会中継を見るために高いお金を支払ってテレビを買って、ケーブルテレビに加入して、録画するためにレコーダー買いますか?
これでは開かれた議会とは言えません。
そこで私が訴えたいのはYouTubeによる議会中継とアーカイブを残すということです。
プラスして本会議だけでなく各委員会も含め、全て中継して公開するべきです。
令和3年6月にあげられた議会報告会の動画が1本だけあります。
それ以降は全く活用されておらず、形骸化しています。
土台があるのに活用していない、議会側のやる気の問題です。
富山県内の他の自治体を調べてみると議会中継にYouTubeを使っている自治体が約半数近くあります。
の8市です。(令和4年1月現在)
- 高岡市議会の会議録(議員の発言の文字起こしで公式な記録となる。)の公開は1か月後
- 会議中継の録画(これは公式な記録ではありません。)の公開が1か月後
- 議会だよりは2か月後に発刊
今の時代にこれではあまりにも遅すぎます。
YouTube中継なんてしても誰も見ないと思われるかもしれませんが、だからこそやるべきです。
議会側が歩み寄らなければ、市民と議会の距離は一向に縮まりません。
少しでも議会は市民との接点が増える様にするべきです。
そして、何よりも市民が議会に関心をもって、市民が議会をしっかりと見ている、チェックしているという緊張感を議会側に与えることが大事です。
議会を議会目線の暴走をさせない、ブラックボックス化させない、このことが圧倒的市民目線の議会を作っていくことができるのではないでしょうか?
そのための方法の1つに議会を見れる方法を増やすことということでYouTube活用を訴えたいです。
今のスマホの普及率を考えれば、YouTubeは必然だと思います。
どこでも見れますし、通信費はかかりますが、アプリ自体にはお金もかかりません。
また、アーカイブで残れば終わってすぐに見ることができ、今の録画公開が1ヶ月後なんて時代遅れなことにはなりません。
ましてや、公式記録でないなら公開しても問題ないでしょう。
会議録は文字起こしになるので、ある程度の時間は必要だとは思いますが、今はAIで文字起こしといったものもあるので、もっと期間は短縮できるのではないでしょうか?
情報の正確性も大事ですが、それと同様に求められているのは情報の速さです。
今日の議会は何をやったのかが分かるのが1ヶ月後だなんて、あまりにも時代錯誤じゃないでしょうか?
中継の際には分かりにくい用語や議案の要旨といった所に解説のテロップを入れたりできるとより市民には分かりやすい議会中継になるのではないでしょうか?
他市を真似するのではなく、高岡市から先んじていく姿勢が重要です。
続きまして、議会報告会(意見交換会)のあり方について書いていきます。
現状の高岡市では議員との対話の場がほぼありません。
いや、全くないと言ってもいいかもしれません。
高岡市では議会報告会というのがあり、平成27年から始まり、平成29年、令和元年、令和3年(YouTubeで動画公開)の計4回行われています。
令和3年の議会報告会はYouTubeの動画で一方的なもので、意見交換はありません。
平日の19時から開催で、場所はウイングウイング高岡です。
議会報告会とは「議会で議論された内容を市民の皆さまへ報告することを目的」とすると議会報告会のページに書かれています。
当日の議会報告会で使われたスライドや来場者アンケートも公開されているので一度、ご覧になってください。
平成29年度の来場者アンケートの一部を抜粋すると
- 今さら「市議会の仕組み」を説明したり、委員会報告も「議会だより」を読んでいるだけで市民が本当に聞きたいテーマではなく、本当に聞きたいテーマについて意見交換すべきであった。
令和元年度の議会報告会のアンケートでも
- 平成29年度と同様に「市議会の仕組み」を説明し、委員会報告も「議会だより」を読むだけで、意見交換や質疑応答の時間があまりなく、時間も19時から20時ピッタリで終わった。
それに対し、議員側は
- 20時ちょうどで閉会するつもりはなく、皆さまからご質問やご意見があれば延長するつもりで考えている。ただし、会場予約時間の関係から、片付けの時間も考慮し、20時頃までとさせていただいた。
と議会報告会実施報告書に書かれていたが、言ってることが最初と最後で変わっていることにお気づきでしょうか?
皆さまから質問や意見があれば延長するつもりと言っているのに、会場の予約時間や片付けの時間も考慮し、20時までとしたと。終わりの時間が決められているなら延長する気なんて最初から無いということです。
因みにですが、ウイングウイング高岡の閉館時間は22時で施設利用時間は21時30分までです。
結局、会場の予約時間を短く取った議員側が市民の話を聞く気なんて最初から無いということです。
開催も毎年じゃなく数年に一回程度、これでも高岡市の議会報告会のページには
高岡市議会基本条例というものがあり、市民と議会と行政の関係のあるべき姿、議会や議員個人としての活動原則などを定め、本市議会としての最高規範となる条例です。条例には、わかりやすい広報に努めるとともに、市民との情報交換の場を設けることなど、広報広聴の充実について盛り込まれています。
これらの取り組みにより、市民の皆さまの声を市政に反映するとともに、議会での議論の活発化を目指します。
と書かれています。
では、ここで高岡市議会基本条例を見てみます。
9条に広報広聴の充実という項目があります。
その2項に
議会は、市民の意見を的確に把握するとともに、市民との情報共有を推進するため、意見交換の場を設けることができる。
でました、費用弁償の時も出てきましたが○○することができるということはしなくてもいいということです。
自分達が決めることができるという本当に都合のいい表現で、必ず設けなければならないものではないというわけです。
議会側が議会報告会をしないと言えば、やらなくてもいい。
こんな条例だから数年に1回の開催となっていて、これでは市民と議会の距離が縮まらないわけです。
一方で、良い取り組みをしている自治体もあります。
www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp
5条の6項に
議会は、市民に対し、議会で行われた議案等の審議の経過及び結果について報告するとともに、政策形成に関する意見交換を行うため、市民との意見交換会を開催しなければならない。
とあります。
高岡市の「議会は、市民の意見を的確に把握するとともに、市民との情報共有を推進するため、意見交換の場を設けることができる。」
とは市民への向き合い方の違いが鮮明です。
意見交換会とは高岡市議会が行っている、形式的ななんちゃって議会報告会とは違い議会側が時間稼ぎのように「議会の仕組み」を説明したり、「議会だより」をただ読み上げるといったものではなく、市政に関する課題や意見について双方向で話し合う場です。
これは毎年、行われています。
会津若松市では議員6人で1班(議員が30人なので5班)を作り、市内の地区を何日間かでローテーションを組んで回ります。
現在もやっているので、どんなものかはこちらをご覧ください。
www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp
会場は地区のコミュニティセンターや公民館などで各会場の定員は10名と小規模なものです。
この少人数で議員と市民が話し合える環境こそ、高岡市議会基本条例の市民の意見を的確に把握するとともに、市民との情報共有を推進することができるのではないでしょうか?
ウイングウイング高岡のように大規模なホールでは恥ずかしさや緊張から中々話しづらい方もいらっしゃると思います。
小規模で皆が話ができる意見交換会を作っていく必要があります。
最初に議会の仕組みの説明や議会だよりを読むだけで時間稼ぎをして、肝心の質問や意見交換の時間をあまり設けないという、いわば高岡市議会は市民からの質問や意見から逃げている状況です。
これで市民と議会の意見交換の場が設けられているとは到底思えません。
別の良い取り組みをしている自治体は滋賀県彦根市のケースを挙げます。
昨年、新たな試みとして議会広聴の日というものを設けて、ブースを作って議員と市民が1対1で直接話せる機会が設けられたそうです。
どのような様子かはこちらをご覧ください。
この試みは大変素晴らしいものだと思いました。
1対1であれば個人的な話もできますし、他の人に気を使うことなく話すことができるこのブースを使っての意見交換会は高岡市でもぜひやって頂きたいです。
他市の良いところはどんどん取り入れていくべきです。
ネットで調べるだけでも、各自治体の取り組みを知ることができます。
視察に行って勉強してくるなんて方法を議員は考えるかもしれませんが、その視察費用は政務活動費(税金)ですし、よほどのことが無い限りは視察は控えるべきだと考えます。
ましてやコロナ禍ですし、聞きたいことがあれば電話でも、メールでもいくらでもあります。
次は高岡市議の方の日常的な市民との関わりあい方について書いていきます。
私が気になっているのは、議員の方選挙の時だけ辻立ち(街頭の道ばたに立つこと)や街頭演説を選挙が終わったら、全くやらなくなるということです。
辻立ちしていれば議員と直接話ができます。
駅でも交差点でもどこでもいいので、まずはやっていく姿勢が大事で市民はそういう所見ています。
批判されたり、中には暴言を受けることもあるようですが、自分の後援会(支持者)の称賛の声を聞くだけが議員活動ではないはずです。
色んな場所に行き、色んな人と触れあい、声を聞くという活動も立派な議員活動ではないでしょうか?
また、街頭演説をすることにより、その議員が今何を考えて、何に力を知ることができます。
後援会などのために報告会や演説会を開くのではなく、もっとオープンな場所で立会演説会などを定期的に開いて、高岡市の諸課題についてどう考え、どう対処していくべきかなどの考えを聞く機会を設けてほしいです。
先程の会津若松の班のようにグループを作り、立会演説会のようなものを開いてみるのもいいかもしれません。
そこで議員の質や能力がわかります。
実際に直接議員に声を届けられる場が欲しいです。
最後に議員名簿について、書いて終わりとします。
富山市議や会津若松市議は議員名簿に住所や電話番号、ファックス番号が
全部載っています。
いざ、議員に連絡を取ろうとしても会派の控え室の番号を伝えられたり、議会事務局の番号が伝えられ、これではその議員に直接連絡がとりたいと思っても不十分です。
議員本人に直接連絡がとれるような環境整備が必要ではないでしょうか。
今回も長くなってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。
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費用弁償
いきなりですが皆さん、費用弁償ってご存じですか?
私が10月31日に地方行政や地方議会に興味を持った当初は聞いたことも見たこともありませんでした。
聞きなれない言葉なので、ご存じでない方も多いのではないでしょうか?
ここで大前提として皆さんに知っていただきたい、高岡市議会の議員報酬についてお話ししておきます。(議員報酬については今後の大きなトピックとして取りあげるので今は簡単なことだけお伝えします。)
議員報酬とは簡単に言えば給料です。
議長(1人)と副議長(1人)、それ以外を議会議員(25人)といいます。
左に元々の金額、右側に現在の市長、副市長、議長、副議長、議会議員の金額を書きます。
ちなみにですが、行政側も給与カットをしておりまして、前高橋市長が40%カットで現角田市長が20%カット、副市長15%カット、教育長、上下水道事業管理者が10%カット、一般職員が5~2%のカットとなっています。
このカット幅の時点で行政側と議会側の不公平感が見えませんか?
前高橋市長 1,000,000円→600,000円(40%カット)
角田市長 1,000,000円→800,000円(20%カット)
*就任早々市長として何の実績もないのにいきなり自分の給与のカット幅を40%→20%カットに変更する議案を提出しました。
しかも、これは角田市長のみの変更で副市長以下は変更なしです。
角田市長は7月の臨時会で市政運営理念として「圧倒的市民目線の市役所改革・まちづくり」を掲げていらっしゃいましたが、これのどこが圧倒的市民目線なのでしょうか?
圧倒的「自分」目線じゃないですかと聞いてみたいです。
こういった発言は高岡市の会議録というものがあり、本会議の全ての発言が文字で書き起こしで過去の分も含め、見れるので是非ご覧になってください。
当該の発言は令和3年7月臨時会の発言番号11に書かれています。
www.city.takaoka.toyama.dbsr.jp
更に問題なのが、市長のこの提案を議会が可決しているという点です。
本来であれば議員側から、まだ何の実績もないのにいきなり20%カットにするなんて認められない、この提案のどこが圧倒的市民目線なのか、そんな独善的な提案は認められないと発言する議員がいてもいいはずなのに誰もそのような発言はしませんでした。
修正案として、40%のままで変更しないという案が出されていましたが、反対多数で否決されています。
ある種のパフォーマンスのような、ガス抜き的な修正案は茶番にしか見えないです。
議会側は市長に対してNOと言えない存在であるということが市長就任早々に分かりました。
改革派の議員は高岡市議会にはいませんでした。(令和3年7月時点)
これから圧倒的市民目線を持った議員が出てきてくれることを期待しています。
話は戻ります。
副市長 830,000円→705,500円(15%カット)
議長 645,000円→612,750円(5%カット)
副議長 580,000円→562,600円(3%カット)
議会議員 545,000円→528,650円(3%カット)
更に補足情報ですが、人工10万~20万の自治体の平均議員報酬の金額は
458,400円です。
高岡市は人口約164.650人です。(2021年12月現在)
費用弁償とは「議会議員が市議会の会議、常任委員会、議会運営委員会又は特別委員会に出席したときは、費用弁償として日額2,500円を支給する。」(高岡市議会議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例第6条より)
簡単に言うと交通費です。そして非課税です。
昔の議員は無報酬で、その時に車代として出されていたのが費用弁償のようです。
今の時代にそぐわない、有権者に理解されないと今では全国の多くの自治体で廃止となっているものです。
それが高岡市では残っています。
*日額なので同じ日に本会議や委員会があっても支給は1回の2,500円のみです。
委員会とはどういったものなのかはこちらをご覧ください。
これの元になったのが地方自治法203条です。
第2項に
2 普通地方公共団体の議会の議員は職務を行うために要する費用の弁償を受けることができる。
受けることができるというのが大事なところで必ず受け取らないといけない訳ではないというわけです。
ここで、ひとつ問題がありまして、これを辞退すると言って行政側に返す行為は寄付行為にあたり、公職選挙法に抵触する恐れがあるというのです。
じゃあ、受けとるしかないじゃないか、という訳でもないのです。
法務局に供託するという方法をとれば実質辞退したことになります。
実際に他の自治体の議員の方で供託されている方はいます。
これは個人でできることです。
供託とは,金銭,有価証券などを国家機関である供託所に提出して,その管理を委ね,最終的には供託所がその財産をある人に取得させることによって,一定の法律上の目的を達成しようとするために設けられている制度です。
こちらの一番上に書いてあります。
では、日額2,500円という金額はどのような根拠で決められているのかを説明します。
これも地方自治法203条の中の第4項で説明ができます。
4 議員報酬、費用弁償及び期末手当の額並びにその支給方法は、条例でこれを定めなければならない。
これが根拠です。金額を決めなければならないのです。
では、どうして日額2,500円なのでしょうか?
これも地方自治法で定められているのか?
答えはNOです。
日本全国各自治体によって金額はバラバラです。
議会事務局の方に問い合わせてみたところ、条例で定められているからというだけで、2,500円でならないといけないという根拠はありませんでした。
なんて不透明な税金の使われ方でしょうか。
ここで富山県内各自治体の費用弁償支給状況について書いていきます。
支給あり
- 射水市(2,200円)
- 氷見市(2,200円)
- 砺波市(2,400円)
- 魚津市(2,000円以内)
- 黒部市(片道10キロ未満1,000円、10キロ以上2,000円)
- 朝日町(1,000円)
- 入善町(1,500円)
- 滑川市(2,000円)
- 高岡市(2,500円)県内最高額です。
支給なし、廃止
これは私が各自治体の議会事務局に電話をかけて確認しました。
富山県は全国的に見ても多くの自治体で費用弁償が残っています。
そもそも、議員が議会や委員会に出席したから日額2,500円を支給するという前提に疑問を感じました。
民間の会社員が会社に出席する、又会議のために資料を作ったり、調査を行うということは当然の業務内容であって、それに対して別途手当が支給されるなんてことはありません。
この費用弁償なんですが、議会事務局の方に確認したところ、過去誰一人として辞退(供託)した議員はいないと仰ってました。
市民目線、市民感覚と言いながらも誰一人として辞退することなく受け取っている。
これが高岡市議会です。
本来ならば選挙の争点にもなっていいものなのに誰も言わない。
先の衆院選で問題になった国会議員の文書通信交通滞在費(非課税で100万円)と同様に日頃は勢いよく与党批判、野党批判している議員も貰える方になったら、途端に黙ってしまう。
要は貰えるものは貰っとけ、余計な波を立てるな、費用弁償なんて市民は誰も知らないし、富山市が廃止したって言ったって他所の話だろってそういう感覚なんじゃないでしょうか。
有権者に対して、議員は費用弁償は当然受けとるべきですと胸を張って言えるのかと是非話を伺いたいです。
私は即刻廃止派ですが、高岡市議会議員の方は受け取っていらっしゃるので存続すべき派の意見も聞いてみたいですね。
先程、富山市が費用弁償を無くしたのが平成28年12月1日とお伝えしました。
なぜこの平成28年に廃止になったか察しがついていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
この年は富山市議会で政務活動費の不正受給が発覚した年です。
最終的には14人もの議員が辞職するという事態になりました。
これを機に富山市では議員のお金に対して非常に厳しくチェックされるようになり、費用弁償も市民に理解されないと廃止となりました。
話は高岡市に戻ります。
高岡市では平成29年11月に北日本新聞によって財政赤字が40億であると報道されました。
これにより、コミュニティバス「こみち」の廃止、市民会館も休館となり改修工事も中止、新体育館の建設もなくなりました。
市民にも大きな影響を与え、皆が協力してこの財政難を乗り越えようとしている中でも費用弁償には費用弁償を無くすべきだったのに無くさなかった。
この時が高岡市が費用弁償を無くせるデッドラインだったと考えています。
前年に富山市が無くしているのを知っているわけですからね。
議員報酬を3%カット、政務活動費も75,000円から50,000円にカットし、その流れで費用弁償も当然気づいていて、無くすべきなのに無くさなかった。
結局は富山市のことだから関係ない、どうせ市民は費用弁償のこと知らないし貰えるものは貰っとけ、たった2,500円じゃないかって感覚があったんじゃないかと思います。
小さな積み重ねですよ。税金ですよ。1円も無駄にしないという精神が欠落していますよ。
正直、今すぐ費用弁償を廃止して、2017年の改選時からの議員は4年間遡って返還(供託)してほしいと思います。
877円です。
議員は通常の業務の範囲内の会議や委員会に出ただけで日額2,500円が支給されます。
約3時間分ですよ。
月に528,650円も議員報酬貰っている人にとっては2,500円は小さな金額なんでしょうね。
行政側のチェックをする議員側が不勉強で、市の予算に対して何の疑問も持たずに、そのまま通してきたから財政赤字40億になったのにその責任を全く取ろうとしていない。
身の丈に合わない事業を進めていった高岡市は論外ですが、、しっかりと行政側をチェックしていなかった議会も同罪です。
それなのに寝耳に水だとか突然、出てきてビックリしたとか議員が発言していて、それって私は議員として行政をチェックする職責を果たしていませんでしたと自己申告している行為です。
よくそんなことを恥ずかしげもなく言えるなと唖然としました。
要は行政側が暴走した結果だと、責任を擦り付けようとしているわけです。
そんな財政難を作ってきた議員が今ものうのうと議員を続けられていると思うと、なんて恥知らずなんだと思います。
こういう議員は本来であれば落選させるべきなのに、立候補も少なく、代わりがいないという悪循環。
議員定数ももっと競争力が生まれるような定数にすべきだと考えています。
最後に、Twitterで高岡愛(会派)の熊木議員に費用弁償について投げ掛けてみました。
その結果、高岡愛の中で議論をしていただき、その後のフィードバックしていただけると約束してくださいました。
その結果が出ましたら、またブログで報告させていただきます。
大事なのは市民側からも積極的に議会に関与していくことです。
私も今は小さな存在ですが、もっと勉強して、力をつけて、高岡行政と高岡市議会のプレッシャーになれるように頑張ります。
このブログに対して思うことがございましたらコメントよろしくお願いします。
感想でも、賛成でも反対でも、いろんな意見を聞きたいと思うので何でも書いてください。
Twitterもやっているのでチェックとフォローよろしくお願いします。
それでは、また次回。
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初投稿です。
はじめまして、ドレビンと申します。
名前の由来は気になる方がいらっしゃったらお話しします。
このブログでは富山県高岡市の行政と高岡市議会について書いていきます。
私が地方行政や地方議会に興味を持ったキッカケは今年の10月31日の衆院選で発覚した文書通信交通滞在費がキッカケです。(約2ヶ月ほど前です。)
1日しか在職していないにも関わらず、100万円が満額支給されていたという事実が発覚し、国会議員がいかに世間と感覚のずれた存在であるかが全国に知れ渡り、議員に対して非常に憤りを感じました。
同日、私の住む高岡市でも市議会議員選挙が行われました。
2017年(平成29年)に40億の財政難であると全国ニュースにもなった高岡市は市民の足であったコミュニティバス「こみち」の廃止、市民会館の改修計画も中止となり休館、多額の調査費用を費やしていた新体育館の建設中止といった市民生活に大きな影響を及ぼす事態になりました。
こと高岡行政や高岡市議会においても知らないだけ、知らされていないだけで、文書通信交通滞在費のような市民感覚とかけ離れた税金の使われ方がされているのではないかと疑問に感じ、調べることにしました。
その中で初心者の私でも何点か疑問に思う点が出てきました。
詳細は個別の記事で書きますが大きく分けると
- 費用弁償
- 議会中継と市民と議会とのかかわりあい方
- 議会だよりの書き方
- 政務活動費
- 議員報酬
になります。(執筆当時現在時点)
市民は議員に期待し、議員は市民のその付託に応えなければなりません。
選挙の時は平身低頭でも受かってしまえば、ふんずり反って態度が180度変わってしまったという議員の話も耳にします。
市民目線、市民感覚ということを言いながらも、実情は議員本位で市民のことは二の次で税金をむさぼっている。
そんな議員はすぐにでも追い出さないといけないのに、その事実を市民が知らないから、のうのうと議員として活動できてしまっている。
これは高岡市議がということではなく、全国で起きていることなのではないでしょうか?
そこで大事なことは議員の仕事ぶりをチェックすること、しっかりと市民は見ているぞという緊張感を与えることであると思います。
そうすることで行政や議会は市民からの目を意識して仕事をすることになり、本当の意味での市民目線、市民感覚の市政が運営できるのではないでしょうか?
私はこのブログを通じ、市民の皆さんに高岡行政と高岡市議会に関心をもってもらい、議会に傍聴にいったり、家族や友人同士で高岡市政について話し合ってもらえるようなそんな空気を作っていき、市民からも積極的な市政参加、議会参加をもっと推し進めていきたいです。
私が思う、行政や市議会のおかしな点を挙げていくので、是非ともコメントで何かありましたら発言して頂けたら嬉しいです。
まだまだ、勉強中なので謝った知識や浅い知識もあると思いますが、これから頑張っていきますのでよろしくお願い致します。
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